残業代請求の実体験談

残業代請求の実体験をお伝えします

 このサイトは自分の実体験を基に、残業代請求で悩まれている全ての皆さんに情報提供するために作りました。

 

私は、漆黒のブラック企業に1年と3ヶ月勤務してたんですが、月の残業が100時間を超えていた上に残業代が未払いでした。

 

しかもパワハラも受けていて、精神的にも肉体的にも限界に達したので、心と身体を病む前に退職しました。

 

でも、タダ働きしたのが納得いかなかったんで、思い切って会社に残業代を請求しちゃったんです。

 

 戦うにしては余りにも状況が悪い私が、ネットや書籍で勉強して、独自で会社との交渉から労働基準監督署への告発、そして民事訴訟の道を選んだ理由とその体験談を掲載します。

 

このパターンが最悪な訳ではありませんが、一般の企業にお勤めの方と比べれば条件は悪いので、参考になる事例や発見が少なからずあると思います。

 

時間管理がキチンとできている会社だったら、これより楽に事を進められるはずです。

 

請求の時効は2年です。今請求しないと、刻々と請求金額は減っていくんです。

 

行動するか諦めるかはアナタ次第。オッサンの残業代請求奮闘記が、皆さんの勇気になればと思います。

残業代は取り返せるものです

 今の日本の働く環境って異常だと思いませんか?毎日遅くまで働いているのに、残業代が出ないのは当たり前。でもそれって正しいんでしょうか。

 

答えは「正しくありません」です。

 

日本の社会人は勤勉で真面目。それでもって、日本文化の悪いクセが残っていて、「何か変だな?」って思っても上司の命令には逆らえないんですよね。

 

だって、職場での人間関係を悪くしたくないし、下手すりゃクビだって言われる可能性だってあるんだから、誰だって波風立てたくないんです。だから残業代請求せずに我慢してるんですよね。

 

 しかも、働いている本人たちが労働基準法をキチンと知らないんで、「うちは時間外手当は出ないんだ」とか「固定残業代支給してるから、それ以上は払わないよ」とか「君は管理職だから残業代は関係ないよ」なんて言われると、ナゼか納得して諦めちゃうんですよね。

 

経営陣が労働基準法の内容を知っていて、あれやこれや理由を付けて超勤手当を払わない悪徳な場合もありますが、知らなくて都合のいい話ばかりを言っているパターンもたくさんあるんです。

 

 でもですよ、管理監督者(経営陣)とか、あとで記述しますが一部の業務に従事する人で無い限りは、規定の時間を超えた場合は、誰だって賃金が支給されなければいけないんです。

 

余程の事が無い限りは、対象外にはならないので安心して下さい。管理職だって残業代請求は出来るんですから、諦めないで下さい。

決断するのは自分自身

 勤め始めた頃は、労働基準法の知識があまり無かったので、上司に言われるままに、役職手当をもらってるから残業代はもらえないものだと思っていたんですね。上司が言う事(内規)が優先で、法律に守られているという事実に気付かずにいたんです。

 

でも、ふとした切っ掛けで労働基準法を学んでから、法律に違反している企業の対応は無効だと気付きました。それで残業代請求を決意したんです。

 

 会社の方針で残業が避けられない状態になってしまい、毎月100時間超の法定外勤務が当たり前で、しかも手当は出ないという状況になってしまったんです。最初の2〜3ヶ月は何とかなりましたが、さすがに疲労が蓄積されて思考回路がショートする場面が度々ありました。

 

車で外回りをしていたので、ヒヤッとする回数が徐々に増えていき、大事故を起こしてしまう危険性も増していきました。このままでは、自分だけでなく他人の人生も狂わせる重大な事態に発展すると思って退社を決意。

 

退社前に集めていた残業代請求に必要な資料を武器にして、役員に直談判しましたが、結果は物別れに終わりました。交渉中は「言いがかり詐欺だよね」なんて酷い言われようでしたが、稚拙な思考回路に腹を立ててもしかたがないんで流していました。

 

 会社と揉めたくない方や、再就職に不安のある方には、残業代請求は一大決心だと思います。自身もその一人だったので、気持ちは充分に分かります。でも、戦う決意したんです。それはナゼか?カッコつけた精神論なんて言いません。やっぱり働いた分のお金は欲しいから、それが一番ですね。

 

それから、人を見下して社員を大事にしない経営陣や上司に思い知らせてやりたいから。その思いが動き出す力になりました。

 

 これだけブラック企業が問題視されているのですから、以前と比べて残業代請求は敷居が低くなっていると感じます。労働基準監督署とハローワークの対応が悪いと、厚労省に直メールしたんですが、1週間後に両方から謝罪の電話がありました。それだけ社会問題化していて、行政も見逃せないようになっているんです。

 

人それぞれ状況は違うので何とも言えませんが、勇気を出して一歩進めば、悪い方向には行かないと思います。それは、現に私がそういう体験をしているから言えるんです。泣き寝入りするか、戦って取り戻すか、最終的な判断は皆さんにお任せしますが、どちらにせよ後悔しない道を選択して下さい。

 

それでは、請求の実体験談を御覧下さいませませ♪

 

あ、そうそう。私みたいに面倒な思いや遠回りしたくないって人は、労働基準監督署など頼らずに、請求は弁護士さんにお願いするのが一番ですよ。